セクハラと痴漢って同じじゃないの?
女性の憎むべき行為に「痴漢」があります。これは紛れもなく「犯罪」です。では職場内の「セクハラ」は犯罪じゃないの?以前から疑問に思っていたんです。
実は見たことがあります。ある会社で、ある男性が女性職員のお尻を触る現場を。女性は「ヒャッ!」て声をあげ、振り向いてその男性を見ました。そして何も言わずに立ち去りました。何も言えないんでしょうね(:_;) そして私も、見ていたのに何も言えませんでした。(後からしかるべき人には伝えましたが)
何故、何も言えないんでしょう・・?理由はそこが「会社内」だから。そして、その男性が「上司」だからです。もし、この行為が電車内で行われていたら?即逮捕ですよね?その男性は犯罪者です。なのに、同じ行為が会社内で行われているのに何も言えない・・ああもどかしい"(-""-)" これって解決出来ないのでしょうか?
そもそもこれは「セクハラ」?
被害者本人が訴えないのにセクハラが成立するのでしょうか?「セクハラ」の定義については先の記事で検証しました。
その定義の中で、 「環境型」というタイプが有ります。私が目撃しやた事例はこれに当てはまると思います。たとえ被害にあった本人が訴えなくても見ていて不愉快な思いをする人がいる、この場合「環境の悪化」につながり会社に訴えることが出来ます。十分セクハラに該当します。ただ、被害にあった本人の気持ちを考えると迂闊には動けないですね。やはり、あまり表ざたにはできません。では、私が疑問に思っている「痴漢」にはあたらないのでしょうか?
セクハラと痴漢の違いは?
調べてみました。
1、法的な違い
◆セクハラ(セクシャルハラスメント)は元々、職場内で弱い立場の女性を守るために施行された「男女雇用機会均等法」で定められた「犯罪」である。
◆痴漢は「刑法」に違反する犯罪で、場所が職場であるか、加害者と被害者の間に職権の関係があるか、などは関係無い。
2、内容の違い
◆セクハラは職場内で上司、同僚、取引先、等仕事上の関係がある人から受ける行為。仕事に影響が出ることが推測されるため、泣き寝入りする人も多いが、訴える事が出来る。男女関係なく起こりうる。接触が無くても、言葉のみや環境でも成立する。
◆痴漢は、職場は関係なく、どこででも起こりうる。また直接的な接触による犯罪である。一般的に男性が加害者で女性が被害者になる場合が多い。
3、適用される罪状
◆セクハラに適用される罪状
・慰謝料の請求。
軽微な場合 10万円~30万円。
わいせつ罪に近い場合 50万円~100万円。
求職や退職に追い込まれた場合100万円以上の判例あり。
・悪質な場合「強制わいせつ罪」の適用も。6か月以上10年以下の懲役。
◆痴漢に適用される罪状
・(各都道府県の)迷惑防止条例違反。6か月以下の懲役または50万円以下の罰金。
・強制わいせつ罪。6か月以上10年以下の懲役。
結論~セクハラと痴漢の違い
調べた結果、あまりにも奥が深くて全ての内容を記載はできていませんが、私なりの結論です。
【セクハラと痴漢は適応される法律や表現方法が違うだけでどちらも同じ犯罪である。ただし、セクハラは職場内で起こるため、職務上の人間関係や職務遂行に影響が出るため泣き寝入りする場合が多い】
どちらも悪いんです。そしてどちらもやった側=加害者に非があります。泣き寝入りせずに対策を考えましょう。一人で悩まずにまずは誰かに相談しましょうね。
セクハラ被害にあった場合の対策
被害にあってしまった場合の対策方法はこちらをご覧くださいね。
参考資料:yahoo知恵袋、弁護士ドットコム、 労働問題相談所
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