人生は想像以上に長い

 

人生で『その選択をしたのは何歳だった?』

「その選択」って何だろう?

50年生きてきた。沢山あり過ぎて絞れない。人生の節目、ターニングポイントは振り返っても多すぎる。生まれてきたこと、進学、就職、結婚、出産、家を建てる、子育てしながら内職する、パートで再就職、正社員で再就職、子供が成人する、子供が社会人になる、、、

 

考えてみると、「人生の選択」って自分の人生だけど自分だけでは決められないものだ。進学する際は両親に相談するし、結婚するには当然だが相手が要る。仕事をするにしても、子育てとの両立が必要だ。

時には、一人で自分だけの人生を謳歌しているような人を見ると羨ましく感じた時もあった。でも私は幸せだった。少なくとも「自分の家族を作り上げた」ことは成功だと思う。

 

想い起こせば辛い事も沢山あった。

 

人生~学生時代

我の強い私は、学生時代は親とはよくぶつかり合ったものだ。今更だが、いい娘でなくてごめんなさい・・

 

高校3年生の共通一次試験(今のセンター試験)の直前に母が『くも膜下出血』で48歳の若さで突然亡くなった。

受け入れられなかった。しばらくは毎日泣いていた。

それから、私の中では人生が48年になってしまった。48歳以上生きられるだろうかと。。。

 

人生~社会人になり、結婚

結婚してからはさんざん夫婦喧嘩もした。気の強い酷い奥さんでした。これもまたまたごめんなさい・・・

 

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息子二人がサッカーのスポーツ少年団で頑張っているときは夢中で応援した。楽しかったなあ。子供のおかげで本当に幸せだと思った。半面、役員やら、送迎やら、特にママ友との人間関係は大変だった。女同志ってただでさえ難しいのにそこに子供愛が絡むからさらにややこしい(≧▽≦)

 

人生~子供の進学

子供が進学に悩む時期が来た。私はあまり頼りにならないお母さんだった。子供の方が賢かったから(^▽^;) ほぼ二人とも自分で考えて自分で決めてくれた。またまたごめんね・・・(笑)的確なアドバイスは全然出来ないけど、話は向き合って聞いた。とりあえず私に出来ることは学費を稼ぐことだと思い、がむしゃらに働いた。

家族や周囲の方々の協力のおかげで子育ては成功だと思っている。親ばかと言われようが、息子二人は立派に成長した。やっと生活も落ち着き安定してきたと思っていた。

 

人生~次男の病気

そんな矢先に次男が皮膚病を患ってしまった。なかなか重症だった。

【参考:次男のblogです】

【ガチ閲覧注意・画像有】皮膚病で毎日死ぬことだけを考えていた大学生 - マイルドヤンキーの処世術

食事に気を使ったり、掃除や洗濯など、環境を清潔にしたり、出来ることはやったが、それ以上どうしようもできない、これには心を痛めた。とにかく、いつか治る!と希望を捨てずにいた。

幸いなことに、次男は常に明るく振る舞って私に接してくれた。私の方がどれだけ救われたことか。今は元気に大学には通っているが、まだ外で働くことができないのでblogで頑張っている。

 

人生~母の人生より長く

いつの間にか私も母の年齢を超える年になっていた。母より長く生きられたなあ、、そう思っている矢先に!

今度は実弟が「脳幹出血」で倒れた。まさか!母と同じ48歳で!なんてことだ。弟は20日間闘った。この20日間は想像を絶する大変さだった。そして私や弟自身が残されたように2人の子供を残してこの世を去った。

ばかやろーー (´;ω;`)!!

またしても、受け入れがたい現実だった。

でも父は私以上に参っていた。息子に先立たれた80歳の父が頑張って生きている。

私はもっと頑張らなくては。

 

人生~50年て本当に長い

次から次へと何かが起こる人生。

もう十分生きてきたよ。まだ生きなくちゃいけないの?

しんどい時はそう感じる。(こんな事言ったら父に怒られる。)

でも常に「雨降って地固まる」で何とかここまでやってきた。

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幸いなことに私は、ここまで色々あったにせよ、自分が思うように歩んで来られたと思える。だから、過去の一つ一つの『選択』は間違っていなかったと言えると思う。

今まで経験してきた節目はどれもすべて大切なものであり、その時々では真剣に悩み選択してきたつもりだ。だからどれか一つは選べない

 

 

人生~では『その選択』とは?

「今」だと思う。「50歳の今」

江戸時代の寿命は50年だったらしい。でも今はドンドン平均寿命が延びている。もしかしたら「100歳」もあり得る。

「今からもう一度50年」生きるの?

あーー目眩がする(笑)

だが、そのくらいの覚悟で人生に向き合わないと、『生きたくても生きられなかった母や弟」に申し訳ない。

 

まず、blogを始めた。これも変わりたかったから。

これまでの人生の選択は全て家庭事情や子供の成長、家族との兼ね合いで決定してきた。これからは『自分がやりたいことを自分で決定』出来るのだ。長男は既に独り立ちしている。次男もあと少しで社会人になる。

そして自身の仕事。やりたいことが沢山あるが踏み出せずにいる。詳しくは書けないが「始めたい」と思う。いや、「始めるぞ!」 自分がやりたいことを。

 

今からが第2の人生??いやいや

第1の人生:幼少~学生時代とすると、、

第2の人生:社会人になって

第3の人生:結婚・子育て

第4の人生:社会復帰

第5の人生:今はここ50歳、今からこのステージに突入!

第6の人生:一体どうなっていることやら(^-^;

先は長いぞ、楽しみだ!

 

「その選択と年齢」

このテーマに巡り合えて良かった。何となく感じていたことを文章にすることが出来た。