ハラスメントの被害者になってしまったら?~ パワハラ・モラハラ・セクハラの対策

 

3つのハラスメント

これまで3つのハラスメントについて自分なりに勉強し、考えてみました。

パワハラ(パワーハラスメント)

パワハラを考える~政治家のパワハラより - まいるどヤンママの徒然日記

 

モラハラ(モラルハラスメント)

モラハラを考える~職場のモラルハラスメントは子供のイジメ以下の行為 - まいるどヤンママの徒然日記

 

セクハラ(セクシャルハラスメント)

セクハラを考える1~コミュニケーションとの違い - まいるどヤンママの徒然日記

セクハラを考える2~痴漢との違いって? - まいるどヤンママの徒然日記

 

ハラスメントは「イジメ」です。どれもあってはいけない行為です。でも自覚の無いままに加害者になってしまったり、辛い思いをしていても、自分の方が悪いと思いこんでいたり、自分が被害者であることに気が付いていない場合が多いと思います。気が付いていても、どうしていいか分らず悩んでいる人、怖くて人に相談できない人もいるでしょう。私は自分自身も含めて、加害者も被害者もなるべく出したく有りません。

 

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一人でも加害者・被害者を出さないためにはどうしたらいいのでしょう。会社と個人に分けて対策を考えたいと思います。

 

ハラスメントに対して企業の取るべき対策

①幹部を筆頭に社員ハラスメントの教育を行う

・「ハラスメント」とは何かを知る。知らない人もまだまだいる。

・ハラスメントにならないように『指導法』を学ぶ。

・もし発生した場合の対処法を学習する。

②ハラスメントの存在の有無・社内の現状を知る。

・社内アンケートの実施

・個人的に聞き取りを行う。通常の面談時でもいいと思います。

緊急性を感じて無くても調査はするべきと思います。密かに辛い思いをしている人がいるかもしれません。

③ハラスメント相談窓口を設ける

被害にあってもどうしていいか分らない、そんな被害者がスムーズに救済されるように組織内に相談窓口を設けるのが理想です。小規模な企業であれば信頼のおける個人を「相談担当者」として選任し特に教育する方法もありでしょう。

 

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ハラスメント対策~個人で出来る対策

①可能であればまず加害者本人と話し合う

被害にあったとしても、大事にしたくない、人に知られたくない、と思うのが一般的でしょう。本人同士で腹を割って話し合い、理解し合う事が出来ればまずはbestでしょう。なかなか難しいでしょうが・・恐いですものね(/ω\)

 

 ②上司・同僚・職場の相談窓口に相談する。

直接話すのが難しかったり、話しても改善が見られない場合は社内の信頼おける人に相談しましょう。このような部分で会社の解決能力がはかれます。解決能力の無い会社は身の置き方を検討してもいいかもしれません。 

③外部機関に相談する

 ハラスメントの内容によっては会社に管理責任が問われる結果となるため、取り合ってもらえない、などという場合もあるようです。会社のメンツと社員の身心とどちらが大切なの?と言いたくなりますね。

社内で解決出来ない場合は外部機関に相談しましょう。

◆地域の労働局、または労働基準監督所

www.mhlw.go.jp

 

◆みんなの人権100番

法務省:常設相談所(法務局・地方法務局・支局内)

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④弁護士に相談する

法律の専門家と言えば弁護士です。相談料だけで1時間5千円くらいかかりますが、力強い味方であることは間違いありません。

まずは、無料で弁護士と相談が出来る「法テラス」を利用するといいでしょう。各都道府県に有ります。私も、ある事で相談に行ったことが有ります。法律は知っていて損は有りませんよ。

パワハラでお困りなら  法テラス|法律を知る  相談窓口を知る  道しるべ

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⑤ハラスメントの相談をするのに必要な内容

以下の内容を日々記録しておいた方がいいですね。

・ハラスメントが発生した日時・場所

・ハラスメントの相手

・ハラスメントの具体的な内容

・目撃者等、証言者がいるかどうか

相談するにあたっては、出来る限り証拠を残しましょう。殴られてケガをしたら、「写真に撮る」「病院で診断書をもらう」。言葉のパワハラは政治家の元秘書さんのように「録音を録る」のが効果的です。あと、証言してくれる味方を頑張って探しましょう。パワハラやモラハラの場合、加害者が強い場合が多いので周囲の人も怖くてそちらに同調している可能性が高いですが、とにかく諦めないで!!

頑張って!!