アフリカ大陸南部に位置するボツワナ共和国。
そこにある野生動物保護施設でのライオンと人間の触れ合いが話題になっています。
ドイツ出身のヴァレンティン・グリューナーさんは、人一倍動強い動物愛護精の精神を持つ少年でした。
猫好きで怪我をした猫を保護して手当するなど、
ヴァレンティンさんの幼少の頃からその活動は目を引くものでありました。
また、ヴァレンティンさんは自然や異文化にも興味を持っており、
青年になってからは世界各地を旅して探訪したりもしました。
一時はカナダの油田で働いていたこともあります。
しかし幼少期のネコ科の動物への愛着は変わらず、
その愛着に導かれて彼は最終的にアフリカ大陸へと辿り着きます。
そんな中で1匹のライオンと運命的な出会いを果たしました。
シルガ
ヴァレンティンさんは、そこでデンマーク人のミッケル・レガートさんと出会います。
ミッケルさんもまた、ライオンやヒョウなどの野生のネコ科動物に魅了されたひとりでした。
やがて2人は意気投合し、ボツワナに自然保護プロジェクト「Modisa Wildlife Project」を設立しました。
以来、野生生物の保護に献身する活動を始めます。
プロジェクトの活動を初めて間もなくヴァレンティンさんとミッケルさんは、
パトロール中に群れから見放された瀕死状態の1匹の幼い雌ライオンを保護します。
約8年前
この幼いライオンは「シルガ」と名付けられました。
「シルガ」を野生に戻すことを目標として、
ヴァレンティンさんとミッケルさんはシルガを我が子のように大切に育てました。
シルガの家族
野生動物にとって人間に慣れてしまうことは危険を意味します。
そのため、シルガが交流を持つ人間はヴァレンティンさんとミッケルさんのみと、最低限に絞られてました。
やがてシルガは自分で獲物を狩るまでに成長し、野生動物の保護地区へと放されました。
約4年前
もちろんヴァレンティンさんとミッケルさんからも距離を置くことになります。
そんな中でこの写真は、ヴァレンティンさんが1年ぶりに保護地区を訪れた際に撮影されたものです。
久しぶりの再会を果したシルガは、まるで子猫のようにヴァレンティンにじゃれて甘えています。
保護地区に戻った後も、育ててくれた恩人を忘れてはいない証拠でした。
それは、シルガと2人の男性が家族という強い信頼関係と愛情で結ばれているとういうことなのです。
約1ヵ月前
ライオンが人間に対してここまで愛情たっぷりな姿を見せるとは、驚きでもありますが素敵ですよね。
いつまでもこの強い絆が続いて欲しいですね。
出典:Facebook/YouTube